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たつの 吉田小児科医院

お知らせ

(4月からのワクチン)新しい小児肺炎球菌ワクチン

2024-03-12

小児肺炎球菌ワクチンはこれまで13種類の血清型の菌を含むワクチン(プレベナー13)が使用されていました。4月から含まれる菌の種類が15に増えたワクチン(バクニュバンス)が使用されることになりました。

この二つのワクチンは途中で種類を変えても効果は変わらないこと(互換性)が認められており、これまで13価ワクチン(プレベナー)で接種を受けてこられた方も4月からの接種には15価ワクチン(バクニュバンス)を接種します。

(4月からのワクチン)5種混合ワクチン

2024-03-12

4月からこれまで使用されていた4種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ)とヒブワクチンが一緒になった5種混合ワクチンが使用されます。このワクチンは4月に1回目の接種を開始する赤ちゃんに限って使用され、すでに4種混合ワクチンで始めている赤ちゃんには使用できません。

ただしこのワクチンの方が効果に優れているわけではありませんので初めての接種開始時期を遅らせることはさけてください1。

BCG出荷制限について

2024-01-11

昨日(1月10日)からBCGワクチンの出荷が制限されました。

1.すでにご予約いただいている方は接種可能です。

2.本日以降のご予約につきましては次回入荷が2月の予定となっており、2月以降のご予約をお願い致します。

3.ご予約いただいた方には入荷次第、予約された順に当院より連絡いたします。

4.なお接種は当院で2か月からの予防接種を受けてこられた方を優先いたしますのでそれ以外の方への接種は4月になります。

 

4月からの子宮頸がん予防ワクチンについて

2023-03-21

これまで日本では2価(サーバリックス)および4価(ガーダシル)のワクチンが使われてきました。海外の先進国の多くでは数年前から9価ワクチン(シルガード9)が使われるようになっています。

9価とは含まれるウイルスの種類が4種類(4価)から9種類に増え、頸がんの予防効果が4価ワクチンの60~70%から90%になりました。

またワクチンの副反応は4価ワクチンとほとんど差はありません

令和5年4月からようやく日本でもこの9価ワクチンが定期接種で使用可能となりました。

これにともなって接種jスケジュールが以下の2つから選択できるようになりました。

 

①3回接種(9歳以上):初回から2カ月後(1か月以上あけて)、6か月後(2回目から3カ月以上)の計3回

②2回接種(9歳以上15歳未満):初回から6か月(5カ月以上)~12カ月あけて計2回(13か月後までがのぞましい)

 

なおこれまで2回の接種をすませている方の3回目は医師と相談のうえシルガード9を接種することも可能です。

ワクチン接種jをうけていても100%防げるわけではありませんので検診は必ずうけるようにしてください。

5~11歳の新型コロナウイルスワクチンに対する当院(院長)の考えについて

2022-02-13

3月から5~11歳に対する新型コロナウイルスワクチンの接種が始まります。これに対する当院(院長)の考えを書きたいと思います。あくまで私の個人的な見解ですにで、接種に際しては他の情報や知見を参考にして決めてください。

1.心臓病などの基礎疾患がある方には接種をすすめます。

2.接種を迷っておられる方にはすすめません。その理由は次の通りです。

・デルタ株までと違ってオミクロン株は小児の感染者が多くでています。しかし、ほとんどが軽症であり、小児のPCR検査陽性者の3割は無症状です。小児の重症例はほとんどありません。

・現在のオミクロン株はワクチンを3回接種しないと予防効果が低いというデータがでています。3月に接種を開始して3回目は10月になります(医学的には3回目をもっと早く接種しても問題はないのですが政権と厚生労働省はかたくなに認めません)。

変異が激しいのがコロナウイルスの特徴ですから10月までオミクロン株の流行が続くことは考えにくいと思います。さらに、次の変異株が流行した時に、現在のファイザー社製ワクチンが効くかどうかはわかりません。

・米国ではファイザー社が5歳以下への接種をすすめようとしていますが、安全性に対する十分な証明がなされているとは思えません。5~11歳に対しても同様のことが言えると私は考えます。

・今後年内にも、従来使われているワクチンと同様の製法の不活化ワクチンが実用化されると思われます。

 

予防接種とほ、病気にかかったときのリスク(危険度)とワクチンを受けることによって得られるベネフィット(利益)を天秤にかけて決めるものです。病気で死亡する人はいないけれどワクチンを受けた人の1割が死亡する、そんなワクチンを受ける人はいませんよね。

もちろん子どもが感染したとき同居する高齢者が心配というにはわかります。高齢者のかたへのワクチン接種は予防策のなかで最も重要であると思います。

私は小児科医として、この国の未来を託す子供たちの健康と安全を考えたとき、、安全性が充分に保障されていないこのワクチンを大人たちの事情だけですすめていくことに疑問を感じています。

はじめに申しあげましたが、これはあくまで私個人の考え方ですので希望される方への接種はいたします。

 たつの 吉田小児科医院

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小児科・乳幼児健診・予防接種